■ 銀行融資の判断基準は<担保重視>から<格付け重視>へ |
銀行融資は、従来の担保重視から格付け重視になり、融資の判断基準は、この格付けが重要視されるようになりました。 |
■ 融資審査の流れ |
金融検査マニュアルは、金融庁が銀行業務の健全性と適切性などを確保するために、金融庁の検査官が銀行の金融検査を行う際に用いる手引書です。 銀行は、この金融検査マニュアルを参照して、融資先の格付けをしていくための自己査定ルールを独自に作成しています。 各銀行は、独自の自己査定ルールに基づいて、下図のような流れで会社から提出された決算書の中身を再評価(自己査定)して格付け区分し、融資の判断をします。 |
貸借対照表では、資産の中身を換金性や処分可能見込額の観点から細かく査定し、損益計算書では、収益の継続性や費用の計上不足などの観点から査定し、再評価します。 これを自己査定といい、銀行は、税務署に提出した決算書の金額を、そのまま見るのではなく、自己査定後の貸借対照表と自己査定後の損益計算書によって、あなたの会社を格付けしていきます。 |