■ 資金繰り改善法の種類

資金繰り改善法の種類は、大きく下記の9つの項目に分類することができます。

<経常運転資金の改善>

①売上債権の
回収改善

②在庫
(棚卸資産)の改善

③仕入債務の
支払善

<損益の改善>

④売上及び売上
総利益の増加

⑤経費(コスト)
の削減

⑥税金及び社会
保険料の削減

<社外からの資金調達>

⑦増資・社債の
活用

⑧銀行融資の
活用

⑨補助金・助成金
の活用

この9つの特徴を経営者自身が頭の中で整理し、日々の経営判断において、総合的かつ実戦的にいつでも活用できるようにしておくことが大切です。

■ 経営者が注意すること

    補助金や助成金の特徴は、補助金や助成金の対象になる費用を会社が先に支出し、その後入金になることです。
    そのため、日々の資金繰りが厳しい会社では補助金や助成金のメリットを受け難いところがあります。早急に資金繰り改善をして、返済の必要がない補助金や助成金のメリットを受けられるようにしましょう。
    また、補助金や助成金を受けることを目的にして会社の規則(労働条件など)を変更してしまうと、今後の経営に大きな支障をきたす場合もあります。
申請に際しては、会社の方向性に合致したものを申請するようにして下さい。

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